THE Professional
漫画家
足立 和平さん

PROFILE
代表作品
・『飯を喰らひて華と告ぐ』 (2021年~「ヤングアニマル」にて連瓶開始・全4巻)
・『処暑』(2020年ちばてつや賞 入選受賞)
・『蝶々のように羽ばたいて』 (2016年「ミラクルジャンプ」にて掲載:デビュー作)

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©足立和平/白泉社

実写TVドラマ化!
2024年放送


©足立和平/白泉社

●本校卒業後、どのように漫画制作に取り組まれていますか?

卒業して2~3年後に上京し、その後にアシスタントを始めました。アシスタントをして画力を向上させられたことで、元々作画にこだわりがあるタイプでしたが、さらに火が付きました。それがあったからこそ前作の連載ができたと思っています。

●漫画家を志されたのはいつですか?そのきっかけも教えてください。

高校3年生の春、絵が苦手だった友人から仲がいいというだけの理由で、彼の考えたストーリーに作画をしてくれと頼まれました。受験勉強真っ只中のうえ、僕が当時全く絵を描いたことがなかったので断ろうと思ったのですが、描いてみると思いのほか上手く描けて周りにも驚かれ、気持ちよくなってしまい、19歳で漫画の道に進むことにしました。

●本校を選ばれた理由は何ですか?

交通の便がよかったことが1番の決め手だったかと思います。

●漫画家になるために大切なことは何ですか?

原稿を描き続けることは当然ですが、よく「短いスパンでたくさん作品を発表しろ」と言われますが、時間がかかっても今の自分にとっての最高傑作を1本作ることの方が大事だと僕は思っています。中途半端な作品を量産するのではなく、今の全力を出し切ってこそ自分の次の武器が見えてくるので、絶対に妥協しないことです。
また、「映画やドラマ、漫画をたくさん見ろ」とも言われますが、これも特に興味がなければ無理にそこに喰らいつくよりも、たとえば好きなアーティストのMVを観たり、ライブに行ったり、観光したりなど、自分の興味のあることに触れることもひとつの手かと思います。一人ひとりに合った努力の仕方があるはずなので、成功の”定跡”を知った上で、自分を俯瞰で見て、上達しやすいやり方を探るのが大切かと思います。

●漫画家への進路を検討中の高校生へのアドバイスをお願いします。

「なにがなんでも漫画家になってやる!」という覚悟があれば、進んでみてもいいのではないかと思います。進む方法は大きく分けて2通り、“自己流で頑張る”か“学校に入る”か。前者の場合でも、最近はSNSやYouTubeなどで漫画の描き方のメソッドは得られるのでできなくはないと思うのですが、知識がゼロの状態からずっと一人きりで努力を続けられる人はかなり稀だと思います。なので、そこの点において不安がある人は、後者だと学校に通うことでモチベーションを維持しながら頑張れますし、何よりレベルの高い同級生がたくさんいるので、自分の現状の実力を測りやすいです。僕が学校に入った1番のメリットはそこでした。一人きりで頑張れるかどうかを一度、冷静に判断して決めてみてください。

●「飯を喰らひて華と告ぐ」のドラマ化、おめでとうございます!
 本作品に対する思いやPRをお願いします。

ありがとうございます!この連載ができたのもOSCDでの時間があったからこそだと思います。丁寧に教えてくださった先生方や、なんとしてでも追い抜いてやると奮起させてくれた志の高い同級生たちに心から感謝します。初連載という特別な思いもありますが、コメディーという自分一人では選ばなかったジャンルだったので、かなり攻めた挑戦でした。なので、ドラマ化までしていただいたというのは格別の思いです。
この作品は、「普通のグルメ漫画かと思いきや、料理屋の店主が変な人だった」という少し変わった作りになっています。もちろん料理シーンでは飯テロできる自信しかありませんが、それと同時にその「変な店主」の立ち振る舞いでクスッと笑ってもらえたら嬉しいです。1話12分のドラマでは、主演の仲村トオルさんが原作よりもぶっ飛んだ店主役を演じてくださっています。漫画だけでなく、ドラマも一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

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