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株式会社ぴえろ 作画部 アニメーター 浦﨑 花菜さん(2023年コミックアートコース卒業) |
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COMPANY DATA:
アニメーション企画制作、版権管理、グラフィックデザインなどを手がける。
代表作品:「NARUTO -ナルト-」「東京喰種トーキョーグール」「キングダム」「おそ松さん」「BLEACH」「パズドラ」「うる星やつら」「幽☆遊☆白書」他多数

●現在のお仕事
1年目に研修期間を終え、現在2年目として元請け作品の中割作業とリテイク作業を中心にお仕事をしています。アニメーターはキャラクターの動きを描くイメージが強いですが、エフェクトを描くなど地味な作業も多くこなしています。原画マンに上がれるように、日々努力しています。
●手掛けた仕事は?
「BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-」「烏は主を選ばない」

浦﨑さんの手がけた作品 「BLEACH」
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

株式会社ぴえろ 代表作 「NARUTO」
©岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ
●やりがいを感じる瞬間はいつですか?
2年目になって徐々に複雑なカットを任されるようになりました。難しいカットをしっかり納期を守って納品できると嬉しい気持ちになります。1年目の研修を見てくれた上司の方に、「画力は問題ないので、描くスピードを速くし、描ける枚数を増やせるように努力しましょう」と言われたことがあったので、納期内に枚数をこなせるようになってきたことは、やりがいにつながっています。
●大阪総合デザインでの学びで役立ったことを教えてください
私はアニメーションのコースではなく、選択授業と独学でアニメーションを学んだだけだったので、技術的には入社後苦労しました。ですが、色々なタイプの絵描きとつながり、切磋琢磨したことはとても財産になりました。現在も連絡をとりあっているアニメーターやWEBTOONクリエイター、フリーランスになった同級生もいるので、そういったつながりができたことが良かったです。
就職活動時のポートフォリオ




●この職種に決めたきっかけは?
元々絵を描くことが好きでしたが、色を塗る作業が得意ではありませんでした。ゲーム等で使われるようなリッチな塗りや仕上げが苦手で、線画や動きを描く事の方が楽しかったです。1年生の後期に進路相談した際に、先生からアニメーション業界に向いているかもと言われたことがきっかけで、アニメーターを目指すようになりました。
●在校生へ向けて、就職活動のエピソードや必勝法があれば教えてください
私は早めに行動して頑張ったことが就職につながりました。1年生後期からアニメーション業界を意識し、2年生に上がる前から春先にかけてアニメーター向けの作品を描いたり、アニメの勉強を頑張ったりしました。いざ就職活動を始めてからは、求人票を確認したり、履歴書を見直したりすることを毎日のルーティーンにして、就職活動を「やらなきゃ」という感覚じゃなくて「当たり前にすること」と捉えて努力しました。面接時には、見栄を張らずありのままの自分を素直に伝えることが大事だと感じました。その結果、複数の会社から内定をいただき、条件面の良さや実績を考え、今の会社を選びました。
●大阪総合デザインに入学を決めた理由は?
「ヲタクに恋は難しい」という漫画が好きで、その作者がOSCD出身ということで学校を知りました。オープンキャンパス等に実際に参加した印象や、高校の先生からの評判も決め手となりました。
●進路を検討中の高校生へ
高校生の段階でやりたいことがある、好きなものがある人はそれだけで凄いです。絵が好きな気持ち、やる気さえあればアニメ業界に携われるチャンスはいくらでもあるので、ぜひ挑戦してみてください!

後輩の李さんも、同じ職場で活躍しています。
李 佳泓さんの記事はこちら ▶︎
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