Professional｜大阪総合デザイン専門学校

	株式会社Andeco 制作企画部辻礼成さん（社会人から本校へ再進学）

COMPANY DATA:
主に、スマートシティと環境・エネルギー調和のためのサービスを提供する会社。エンジニアリング、クリエイティブ、デザインの面からコンサルティングやイベント展開を実施。近年は、指定管理事業者としてアウトドア施設などの管理・運営などの事業も行う。

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●現在のお仕事

現在は、企画・制作をメインに行っています。イベント自体を計画することもあれば、イベントの中のミニコーナーを考えたり、年間スケジュールを作成したり、土地や場所の活用法の検討、社内でみんなが見たくなるマニュアル動画の内容など、企画の内容も本当に様々です。
制作物もその企画に応じて、チラシやポスターであったり、企画書であったり、看板など変わってきます。他にも、広報的な立ち位置も行っているのでプレスリリースや雑誌記事を書いたり、TVの取材対応などの担当をしたりもしています。

●手掛けた仕事

IR資料作成、動画の絵コンテ作成、VI作成、指定管理を行っている施設内の看板等の作成

ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社のIR資料デザイン

●やりがいを感じる瞬間はいつですか？

自分が企画・制作、執筆を担当したものに対して、「面白い」「素敵」「またお願いしたい」など反応を頂けた時です。

●大阪総合デザインでの学びで役立ったことは？

いま振り返ると、大阪総合デザインでは、デザイン制作だけでなく企画書やプレゼン資料を作る機会、みんなの前で発表、プレゼンを行う機会が多々ありました。企画提案の時はもちろんのこと、デザイン物の制作であっても、なぜこのデザインにしたいのか、他にどんなデザイン案があるのか、企画書を作ったり説明や交渉をしたりする場面が必ず出てきます。その時に、大阪総合デザインでの経験や学びが役立っていると感じます。

また、ただデザイン制作を行うだけでなく、様々な切り口、分野を幅広く学べたので、企画・制作を行う上でその知識が生きていると感じる時がたくさんあります。商品のPR方法やその広報を行う時期に関する知識、印刷や紙に関する知識、３Dについての知識などは特に生かされています。更に、各授業から出る課題に2年間しっかり取り組んだ事で、仕事が一気にたくさん来たときも捌き方、取り組み方、優先度の組み方などを自分で考えることができて、課題とは別にそういうところも鍛えられていたのだなと感じています。

ICOROBA Cafe Terrace　グランドメニューデザイン

●この職種に決めたきっかけは？

大阪総合デザインに進学前は、他の職種についていましたが、もっと自分の中に浮かぶアイデアを活かせる仕事で、大変でも自分が楽しいと思うことを仕事にしたいと思い、制作の道を選びました。デザインだけでなく、企画も両方行うことが出来る今の職種で、自分のアイデアを活かしながら楽しんで仕事ができていると感じています。

●大阪総合デザイン専門学校の後輩へ

私は、大阪総合デザイン在学時に就職した会社から、更に今の会社に転職しています。進学、卒業、就職、転職を経て私が思うのは、意外とデザイナーを求めている会社はデザイン制作会社以外にもたくさんあるということです。
就職活動中は、一生懸命が故に知らないうちに視野が狭くなっていたりもします。弊社はコンサルティングを行うことをメインで行ってきた会社ですが、分かりやすい企画書、展示会用のポスター作りなど、デザイナーを求めていました。
私の転職活動時に、先に弊社に就職していた大阪総合デザインのクラスメイトに紹介してもらう形で入社しました。私が就職した後ぐらいから、デザインが出来る人がいるなら、とデザイン制作関係の仕事も増えてきました。デザイン制作会社以外にも少し目を向けると、意外と「自分がやりたいことがここでも出来る！ここの方が出来る！」と感じるところに出会えたりするかもしれません。また、就職した後も「転職」という選択肢があると知ることで、「とりあえずはこの会社に挑戦してみよう」という気持ちを持つことが出来、構えすぎず自分らしく就職活動を行えるかと思います。
私が就職を出来た経緯が、大阪総合デザインのクラスメイトからの紹介と前述しましたが、専門学校で出会えた友人・先生とのつながりは本当に貴重です。卒業、就職後も相談したり、協力したり、お互いに仕事を依頼したりしています。卒業後もそのつながりは大切にしてほしいと思います。

●進路を検討中の高校生へ

私が大阪総合デザインへの進学を決めたのは24歳の時でした。進学前の職種もクリエイティブ業ではなく、「何も知らない初心者の自分なんかにデザインが出来るのかな」「年齢的にも難しいのかな」と不安に思うことはありましたが、自分がやりたいと思う気持ちに素直になって進学の道を選んで本当に良かったと思います。
中高生の方はもちろんですが、私のように再進学を考えている方も恐れず、まずは体験授業や相談、卒展などに参加してみてはいかがでしょうか。