1年次は、漫画を描いたことがある人もない人も、漫画を描く上で基盤となる基礎表現力を身につけます。
物の見方やとらえ方をはじめ、基本的な人物の描き方をトレーニングします。
自分の描きたい世界を、思い通りに表現できるようマンツーマンで指導していきます。
食事のシーンは、漫画のジャンルを問わず日常の一部として描かれることが多いです。道具を持つ手や食べる仕草、食べ物そのものの描き方を学び、2ページの課題に取り組みます。
16ページのオリジナルストーリー漫画を制作します。アイデアの出し方やネームの描き方、そして原稿の作り方をアドバイスします。漫画未経験者でもOK!しっかりと個別指導していきます。
「殴る」「蹴る」などの素手によるアクションシーンで2ページの漫画を制作します。キャラクターのポーズだけでなく、擬音やスピード線なども入れて迫力あるアクション表現を学びます。
CLIP STUDIO PAINT EXを使って3点透視を含む2ページ漫画を作成する課題です。資料を参考に、パース定規を使用して建物の背景を描き、質感や世界観を表現します。
「武器や道具を使ったアクションシーン」というテーマの2ページ漫画の課題です。「振り回す」「突く」「物を投げる」等の動作や、アクションを効果的に見せる視覚表現等も学びます。
「トーンを削って夜景を表現する」というテーマの2ページ漫画です。資料を参考にして出来るだけリアルに表現し、トーンの細かな削り方を習得していきます。
専用ソフト「CLIP STUDIO PAINT EX」を使用してテーマに沿ったイラストを作成します。カラー表現技法や構図を学び、作品の世界観を伝えます。
作品制作では、対象の構造を踏まえて動作・動勢を瞬時に把握する能力が必要です。この授業では、いろいろな視点や方法を用いて、人物を中心に毎回20~30枚のクロッキーを描きます。数多く描くなかで素早く対象の本質に迫り、自由に作画できる描写力を養います。
モノを「みる~かんじる(観察)」、「かんがえる(分析・構想)」、「あらわす(表現)」という創作者としての基本を実践します。さまざまなモチーフ(静物、人物、風景など)を観察し、分析・構想し、描くという繰り返しのなかで、創作者としての内部循環を高めます。