大阪総合デザイン専門学校では、専門的にイラストを学びたい方に向けて自宅や好きな場所で授業が受けられる、7カ月間の別科オンラインコースを開講。ICTツールを使って、遠隔で本校の実践的な「コミックアート」の授業が受けられます。
動画や資料を提供し、オンデマンドで行う一般的な通信講座とは違い、本校では教員やクラスメイトとリアルタイムでつながり、実習のほかに合評や作品鑑賞などを通して、感動や驚きを共有しながら高め合うという、まるで教室で学んでいるようなライブ感のある環境で学ぶことができます。
本校ではコロナ禍に、いかに一人ひとりの学生に寄り添って成長をサポートするかを試行錯誤した末、この「遠隔対面授業」のスタイルを築き上げました。現在は本科でも、気象状況などによって通学できないときに活用しています。教員からアドバイスを受け、クラスメイトの取り組みに刺激をもらいながら、同じ志を持つ仲間たちと一緒に、楽しく技術を高めていきませんか。
「絵が上手」とは、技術的な側面だけを意味しているのではありません。技術のみでは共感や感動を得られる絵は描けません。「絵だからできること」、「絵でしか表現できないことは何か」を考え、自分の発想を形にし、自分の表現方法で見る人に伝える力を身につけていきます。絵の好きな先生や仲間と一緒に頑張りましょう。
別科オンラインコースのカリキュラムは、本科2年制コミックアートコースの1年次を初級コース、2年次を中級コースと位置付け、学習内容や課題はほぼ同様です。一方でオンラインでの相談や指導対応のため、1授業当たりの教員数は多くなっています。講師への質問のしやすさなど、授業に一生懸命に取り組める環境は本科と差はありません。
独学ではなく学校でイラストを学ぶメリットは、先生とのコミュニケーションの機会をスキルアップに活かせることです。先生や助手とのチャットやミーティングルームを使った直接対話を通して、作品の添削や相談はもちろん、対話の中からヒラメキやヒントを得ることができます。
修業期間
2024年10月~翌年4月上旬までの7か月間
定員
コミックアート初級コース(定員30名)
コミックアート中級コース(定員30名)
カリキュラム基本方針
本科コミックアートコースの重点学習領域を考慮して編成
(初級と中級を同時に受講することは不可)
修業授業回数
各授業160分×23〜24回
授業日
火曜日〜金曜日(2024年)
授業時間
6時限制 1時限80分
授業科目
6〜7科目を予定
授業進行
オンライン対面授業
(Zoom・GoogleMeet・Microsoft Teams等利用)
授業運営
1科目につき主任講師1名+助手1名~2名が担当
オンライン上での全体説明や個別対応はチャットや対面会話を活用
受講要件
・Wi-Fiによるインターネット接続環境
・パソコンまたはiPadのいずれかをご用意できること
(スマートフォンのみは不可)
・CLIP STUDIO PAINT PROを購入可能なこと
・顔を見せることは絶対条件でなく表情変化がわかるアバターは可
入学資格
・18歳以上で高等学校卒業以上または高等学校卒業
相当の学力があると本校が認定した方
・日本語の授業及びコミュニケーションに対応できること
学費等
入学金、授業料、施設整備費、学生諸費
その他
学費ローン対応/日本学生支援機構の奨学金は利用できません
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本科コミックアートコースとの違いは何ですか? - 別科オンラインコースは、初級コースと中級コースの2コース編成で、コース別に修了証書を発行します。初級コースを修了した翌年に中級コースを受講しなければならないという決まりはなく、ご自身の経験に応じてどちらからでも始められます。また別科では、本科に対して授業のコマ数や授業時間は75%程度、授業料は60%です。遠隔対応のため学校設備や教員による授業運営体制は本科よりも強化しています。
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資格はとれますか? - 当コースは別科として設置しているため、本科2年制修了時に与えられる専門士の称号は付与されません。しかしイラスト関連業界では、絵を描く実力そのものが求められるためフリーランスはもちろん、企業でも昨今は学歴不問で採用されるケースが増えています。したがって専門士は、専門職の就職やフリーランス・作家活動に必須だとはいえません。
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リアルタイムオンライン授業を受講する学習環境として何が必要ですか? -
オンライン授業に参加するためのハードやソフトが必要です。
①ハードウェア: パソコンまたはiPadとご自宅のWi-Fi通信環境 ②ソフトウェア: CLIP STUDIO PAINT PRO(Procreateも可) ③アナログ画材: 透明水彩またはアクリル絵の具の12色程度、水彩筆、水彩紙など ④その他準備物: 鉛筆やクロッキー帳、選択授業によってはLIVE2Dなどのソフト