添削に来校された
編集者の皆さんからMessage

株式会社 講談社
「月刊少年マガジン」編集部

片山 裕貴さん

読者の感情を動かす快感を
味わってほしい。

●今の職業に就くまでの流れを教えてください

高校時代からぼんやりと、「作品作りに関わる仕事ができたらいいなあ…」と考えていました。具体的にこの仕事を意識したのは大学4年生の就職活動のときで、どこかに勤めるなら自分の好きなものを作っている会社を受けてみようと思い立ったのがキッカケです。入社時は、写真週刊誌「FRIDAY」編集部に配属され、2年間在籍した後、今年の7月から「月刊少年マガジン」編集部にてお世話になっています。

●添削会ではどのようなアドバイスをされていますか?

持ち込み会では、学生さんがその漫画で「何を一番描きたいのか」に注目しています。それを踏まえて、主人公の目的がはっきりとしているか、話がまとまっているか、ストーリーの中に驚きがあるか、という部分をアドバイスすることが多いですね。また、学生さんがどんな作品を好きなのか、その作品によって自分がどのように感情が動かされたかなども深堀りして聞いています。

●これからの漫画業界の可能性は?

漫画は他のエンターテイメントに比べて、少人数で作品を生み出すことができるのが大きな可能性ではないでしょうか。映画やゲームは多くの人が分業で作り上げていくのに対して、漫画は漫画家さん(と編集者)がいれば生み出せます。ここまで属人的で、かつその作家ならではの作品が描けるメディアは他にほとんどないと思います。そういったフィールドだからこそ、自分にしか描けない表現方法を作り上げられる人が活躍していくと考えています。

●漫画家、編集者、出版社の仕事の魅力は?

まだ存在していない物語を一から生み出せることだと思います。そして、編集者の魅力はその作品が産声をあげる瞬間に立ち会えることです。作品が世に広まっていく過程を見るのは、この仕事をやっていて最も楽しい瞬間ですね。

●漫画の道に進むべきか、迷っている高校生へ

まずは試しに漫画を一度描いてみて、身近な人に見せてみるのはいかがでしょうか。自分の作ったものに対して、人から感想をもらうことの喜びを感じてみてください(まったくの別ジャンルですが、私も週刊誌時代、自分が書いた記事の感想をもらうことが楽しみでした)。自分の作ったもので誰かの感情を動かす快感を一度でも味わってしまったら、もうこの世界に飛び込むしかない!と思うはずです。

●漫画業界で活躍するために、今からやるべきことは?

自分の中に「ネタの引き出し」をたくさん作っておくことではないでしょうか。プロの作家さんと打ち合わせをしていると、映画を観たり、小説を読んだりするだけでなく、アウトドア活動などからヒントを得ている方もいらっしゃいます。少し大げさな言い方になってしまいますが、「自分の体験することすべてがネタになる!」という心持ちが大事だと考えています。

●大阪総合デザイン専門学校の漫画コースについての印象は?

現役の連載作家さんが講師をされているというのは、非常に参考になると思います。定期的に添削会を開催していらっしゃったりと、先生方のサポートも手厚い。プロの連載作家さんを多数輩出していらっしゃる学校は、やはり違うと感じました。

●大阪総合デザイン専門学校の漫画コース在校生の印象は?

自分の描きたいものにしっかりと向き合おうとする学生さんが多いように感じました。表現したいことをたくさん持っているという印象で、頼もしい限りです。我々の方も、少しでもみなさんの作品をより良く磨き上げるお手伝いができればと思っています。

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