「CGアニメーター」と「アニメーター」にはどのような違いがあるのか知っていますか?人気がある二つの職業の間にどんな違いがあるのか、気になる人もいると思います。
今回は、CGアニメーターとアニメーターの違いを紹介します。CGアニメーターやアニメーターの仕事に就きたいと考えている人は必見です。
目次
■CGアニメーターとは?
CGアニメーターとは、2D・3Dのアニメーションを制作する職業です。アニメーションを制作するには、あらゆるデジタル技術を組み合わせていきます。CGアニメーターは、リアルな動きを表現する技術が求められるため、3D制作ソフトなどを用いて作品を作り上げていきます。
■アニメーターとは?
アニメーターは作画を制作する職業です。アニメーターの仕事は大きくわけて2つにわけられます。1つ目は「原画マン」と呼ばれるもので、アニメーションの元となる原画を描く仕事です。原画を描くのは難易度が高いと言われており、経験を積まないと担当させてもらえない仕事でもあります。アニメーションは原画をもとに作られるので、原画マンの腕がそのアニメーションの全体像を司るといっても過言ではありません。
2つ目は「動画マン」と呼ばれるもので、原画マンが作った原画と原画の間を繋いでいく仕事です。原画と原画の間に違和感がないような絵を描き、動きをつけることで躍動感やキャラクターなどの感情の変化なども際立つようになります。アニメーターは、動画マンとして経験を積んだのち原画マンへとステップアップしていくのが一般的です。
■CGアニメーターとアニメーターの違いは?
CGアニメーターは最先端の3D技術、映像ソフトなどを使いこなしてリアリティを追求した作品を作り上げます。キャラクターだけではなく、オーラや炎など臨場感や情景が伝わるような効果を与えるものの制作も担当。アニメーターはアニメーションの元となる部分を担当するので、高い画力もさることながら、キャラクターの動きが自然であるような絵を描いていきます。
CGアニメーター、アニメーターのどちらもアニメーションに携わり、キャラクターや作品をよりよいものに仕上げる仕事ですが、アニメーターがアニメーションの元となる絵をしっかり描き、CGアニメーターがCG技術を用いて動きや効果を表現する部分を担当しているといえるでしょう。
■CGアニメーターとアニメーターの仕事に就くにはどこで学ぶの?
CGアニメーターやアニメーターの仕事に就く人は、デザイン系やコンピューターなどについて学べる大学や短期大学、専門学校などで学び就職するのが一般的です。そのなかでもCGアニメーターやアニメーターの仕事に就きたい人におすすめなのは、デザインやアート、映像などについて学べる「専門学校:です。専門学校であれば、CGアニメーターやアニメーターに特化した内容のカリキュラムが組まれており無駄なく学ぶことが可能です。
興味はあるけどスキルがないと不安に感じている人でも専門学校だと、1からしっかりと知識や技術を身に着けられるので安心です。アニメや制作の仕事に興味がある仲間が集うので、よい刺激にもなり切磋琢磨しながら充実した学生生活を送ることもできます。同じ志の仲間だからこそ分かることも多くあり、情報を共有しながら一生の友が作れることもあるでしょう。無駄なく着実に力をつけて好きなことを仕事にしたいという人は、専門学校で学んではいかがでしょうか?
■アニメーターを目指す人が取得しておくと有利な検定資格
アニメーターを目指す人におすすめの検定資格として、「アニメーション実技試験」が挙げられます。出された課題に対し指示を読み取り、適切なものを作り上げられるかを測る試験です。ポージングやアニメーション、演出、レイアウトなどの分野から採点され、アニメーターとして活躍するために必要な力をどの程度身に付けているかがわかります。CGプロダクション6社によって審査され、全国順位までわかるのでやる気にも繋がります。
■CGアニメーターを目指す人が取得しておくと有利な検定資格
CGアニメーターを目指す人におすすめの資格は、「CGエンジニア検定」です。CG分野の開発や設計を行うエンジニアやプログラマのための検定と謳われており、CG技術を駆使するCGアニメーターには最適な資格といえます。モデリングやソフトウェア、編集、画像処理などが出題され、CGのソフトを使いこなせることの証明にもなります。
さらに、デザインやCGの基礎から制作や手法などを図る「CGクリエイター検定」も取得しておくと即戦力として使えるでしょう。アニメーションや2次元CG、3次元CGについての知識やスキルを測ることが可能です。
まとめ
ここまで、CGアニメーターとアニメーターの違いを紹介していきました。CGアニメーター、アニメーターのどちらもアニメーションを作り上げる点では共通していますが、それぞれの役割があります。CGアニメーターやアニメーターを目指すならデザインやコンピューター、アニメーションなどについて学べる専門学校がおすすめです。
現場で使える資格取得も、在学中に目指すとよいでしょう。