■モデラーの気になる仕事内容とは

モデラーは3Dソフトなどを用い違和感ないように立体的に作品を作り上げていく仕事です。元となるものは、デザイナーが描き起こしているものを使います。制作する対象はアニメのキャラクターや背景、ゲームなどさまざまな媒体に及びます。モデラーは1人でする仕事というよりも、チーム体制で多くの人と共に制作していくことが一般的です。規模に応じて、規模が大きくなるにつれて細かく作業が分担されていることもあります。

例えばゲーム制作のモデラーであれば、ゲームプログラマーなどプログラムを組む職業の人との連携が必要など他部署との関わりも密です。多くの人が関わる仕事だからこそ、仕事を担う一員として協力しながら仕事を全うしていきます。

モデラーの仕事内容ですが、3Dモデル制作に用いる貼りつけ画像の作成をおこなうテクスチャや制作したものの質感や模様などを表現するマッピング、キャラクターなどの自然な動きを表すボーン、3Dのモデルを回転させるなどの動きを加えるために必要なリギングなどです。

モデリングという仕事は、ポリゴンモデラー、サーフェイスモデラー、ソリットモデラーなどにわけられますが、モデリングのスタイルによって適している分野によって使い分けがおこなわれます。モデラーで一連の流れを担当する人もいれば、モデリングのみに特化した仕事をおこなう人もいます。企業によってもモデラーの仕事内容は大きく異なるのです。

■モデラーの就職先とは

モデラーの就職先は、ゲーム業界やアミューズメント、エンターテイメント、映像、広告、製造業などさまざまな分野で多岐に渡ります。モデラーといえどゲーム業界と映像業界などでは仕事内容も大きく異なるため、就職時は注意が必要です。自分がしたいことをするためには、どの企業でどのようなことをしたいのかを明確にしておかなければ想像と違ったということにも繋がりかねません。

また、モデラーとして経験を積んだ人はフリーランスのモデラーとして働くことも可能です。独立を考えている人は、企業で仕事しているときに人脈を作っておくのもおすすめです。モデラーとして必要な知識やスキルを身に付けておくと、一生ものの力となるのでどの業界でも活躍していけます。

■モデラーが身に付けているとよい力

モデラーは3D制作を仕事としているので、立体的なものや空間認識能力などに長けた人だと向いている職業といえます。3Dは二次元とは異なり、空間的にどのような構造になっているかなどを掴む力がなければ難しい仕事と言えるのではないでしょうか。

また、細かい作業を長時間おこなう仕事のため、細かい作業をおこなうのが好きな人は適職です。集中力が持続する人は、モデラーの仕事に必要な適性があるといえます。クライアントによっても求められることは大きく異なるため、柔軟に対応できるスキルを身に付けている人は現場でも重宝される人材になります。作品を作り上げるという仕事柄細かい部分までこだわって作り上げられる人は、モデラーに必要な力を身に付けている人です。職人気質な人は徹底して作品づくりに取り組めるので、満足のいくものを最高な状態で提供できます。そのような人物が作る作品が、たくさんの人から求められる作品と言えるのです。

■モデラーの展望

モデラーは、3D技術を駆使した仕事ですが、3D技術は近年需要が高まっており最先端技術が使われるなど発展してきています。それにともない、モデラーの需要も高まりを見せていることから、モデラーの展望は明るいといえます。映画業界やゲーム、ネットなど多くのメディアでは3D技術が活発化しているため、参入できる分野も広がりを見せている現状。これらの技術はさらに発展を見せ、3D技術を駆使するモデラーの活躍する場も増えるといえます。

まとめ

ここまで、モデラーの仕事内容を紹介していきました。モデラーは3D技術を駆使して作品を作り上げる仕事です。モデラーの仕事は専門性が高いので一度必要なスキルを身に付けておくと一生使えるものとなります。3D技術の発展にともない3Dの需要も高まってきているので、モデラーの需要も高まってきています。

そのため、将来的にもモデラーの仕事は求められる職業になると言えるでしょう。細かい作業や柔軟な対応が求められる仕事なので、細かい作業がすきで柔軟な対応ができる人はモデラーが適職といえます。就職先によって仕事の幅や内容が大きく異なる職業なので、自分がしたいことが叶えられる企業かどうかを確認して就職先を選ぶのがおすすめです。