■グッズデザイナーになるには

「グッズデザイナー」になるには、芸術・美術系、デザイン系の大学や短期大学、専門学校に通うことが一般的です。“グッズデザイナーになるためには、必ずデザイン系などの学校で学んでおく必要があるの？”と疑問になるかもしれません。結論から言うと、グッズデザイナーになるために独学で勉強することも可能です。独学で学ぶと学習費用を学校に通う場合に比べると抑えることもできます。

また、自分のライフスタイルに合わせて学習できるのでライフスタイルを極端に変えずに学校中心の生活にならずに済むというメリットがあります。しかし、独学の場合は学校で教えてもらえないため、1から自分で調べるなど自発的に動かなければ成果を得ることもできません。好きな時間に学習できるのはメリットですが、いつでもよいからと学習ペースが乱れる恐れもあります。独学で学習するときはしっかりと計画を立てて、しっかり強い意識をもっておかなければ挫折することもあります。就職活動も全て自分で行わなければならないため、必要以上に体力や労力を多く使い果たしてしまう可能性もあります。

着実にグッズデザイナーの道を目指し、力をつけていきたい人には「専門学校」で学ぶことがおすすめです。専門学校であれば、グッズデザイナーの仕事内容、必要な知識やスキルなどを余すことなく教えてもらえます。グッズデザイナーに必要なカリキュラムが組まれているため、専門学校でしっかりと学習しておけば現場で使える力が身につくのです。また、講師陣にいつでも聞ける環境が用意されているため、分からないことがあっても心配無用です。環境が整っているからこそ、自分の「苦手」もなくしていけるのです。

また、専門学校であれば就職をサポートしてくれる学校が多いため、就職時も安心できるでしょう。学校によっては学校行事を開催しているところもあるので、学生時代に仲間との思い出を作ることもできます。自分に合った方法を選びグッズデザイナーを目指すとよいでしょう。

■グッズデザイナーの学校選びのポイント

グッズデザイナーになりたい人は、学校選びのポイントを押さえて後悔しない選択をしましょう。まず学校選びのときに確認することとして、「就職率」が挙げられます。就職率が高ければ、就職に必要な力を身につけられる学校ということが分かります。

また「学費」も学校に通う上で重要な項目なので、事前に確認しておきましょう。学費について不安がある場合は「奨学金制度」や「ローン制度」などが用意されている学校があるのかチェックしておきましょう。専門学校の口コミなどを参考に、自分が通いたい学校についていくつか目星をつけておくとよいでしょう。資料請求やオープンキャンパスなどで専門学校のそれぞれの特色を確かめるのもおすすめです。

■グッズデザイナーに向いている人の特徴

グッズデザイナーに向いている人は、「相手が伝えたいことを理解できる人」です。グッズデザイナーは自分が好きなものだけを作ればよいというわけではなく、クライアントの作ってほしいものをカタチにすることが重要です。そのためには、相手が何を求めているのかを把握しなくてはなりません。グッズ制作の際には、一般的にクライアントと打ち合わせを行います。相手がどのようなものを求めているか理解できればグッズ制作も問題なく進められるでしょう。

グッズを作るには、日常の中にあるさまざまなものからヒントを得ることも多いといえます。そのため、グッズ制作に使えそうなものがないか常にアンテナを張っておくなど、「情報収集」が苦にならない人も向いています。グッズ制作の際は多くの人との連携を経ることも多いため、「コミュニケーション」も必須です。チームで動くこともあるため、情報共有したり相談し合ったりすることも求められます。コミュニケーションがうまくとれているとグッズ制作の場面において役立つことが多く、スムーズに仕事を進められます。

言われたとおりに動くだけではなく、“こうした方がよいものになる”などの提案ができる人も現場で重宝される存在になります。相手を納得させるような「提案力」もグッズデザイナーに向いている人の特徴といえます。具体的な例やサンプルなどを交え、相手が納得いくものを提案するのもグッズデザイナーだからこそ成せる業です。“よいものを作りたい”という気持ちを持っている人には、グッズデザイナーは適職といえるでしょう。

まとめ

ここまで、グッズデザイナーになるにはどのような方法があるか紹介してきました。グッズデザイナーになる近道は、グッズデザイナーについて学べる「専門学校」で学ぶことです。グッズデザイナーは、自分の手がけたものが商品化される可能性もあり非常にやりがいのある仕事です。相手の意向を汲み取れる人は、グッズデザイナーとしての素質があるといえます。グッズデザイナーに必要なスキルを身につけながら、着実にグッズデザイナーへの道を進んでいきましょう。