餡蜜　少女漫画家
滋賀県出身
大阪総合デザイン専門学校　漫画学科卒業
現在講談社別冊フレンドで連載中
週1回大阪総合デザイン専門学校で非常勤講師

幼いころから絵を描くことが好きな子供でした。
父は大工なのですが趣味で模写をしていて、そのスケッチブックを覗いていたのも影響していたと思います。
小6の時友人に漫画描いてみて！と促され、好きな漫画の見様見真似で描き始めたことがきっかけでした。
当初は大学ノートに鉛筆という感じでしたが、中3まで続けノートは30冊超でした。

高校の頃には漫画家なる夢は一旦置いてたのですが、進路を決める際私にはそれ以外の道はない(笑)と思い立ち、根拠の無い自信を持ってデビュー実績が優秀だった大阪総合デザイン専門学校を選びました。
入学してから初めて原稿用紙に漫画を仕上げるという超初心者でしたが、同期と切磋琢磨しあい手厚い先生方のサポートで技術も身についていきました。
思えば、ノートに描いていた漫画を沢山の友人に読んだもらえて嬉しかったなという原動力が今の私に繋がっているのではないかなと感じています。

現在はiPadを使い半分デジタル作業、半分はアナログ作業を使い分けています。
ペン入れはアナログの方が断然しやすいです。
ペン先は丸ペンとスクールペンを使っています。
カラーは全てアナログです。学生時代の画材を今も使っているものが多いです。
仕事場はアシスタントさんに手伝ってもらえるように完備しています。
いつかはデジタルで仕上げを…と思ってもいますがアナログの良さも残しておきたいという葛藤と日々闘っています。(笑)

猫を飼っているので、疲れたら構いにいきます。動物を撫でるとストレス軽減になるみたいですよ。
あとは原稿が上がったら友人と美味しいものを食べにいってお互いの近況などを話します。
今連載中の話に花が登場するので行きつけの花屋さんで季節の花を鑑賞したりもします。
ただ見るだけでなく、何科なのか聞いたり、花びらや葉のつき方まで観察するのが面白いです。お客さんとのエピソードを聞いて話を膨らましたりもします。
なんだかんだ仕事脳になってしまいますね。

息ぬきというとちょっと違うかもしれませんが、この仕事柄、友人などから結婚式のウェルカムボードやお店のメニュー制作などを頼まれることもしばしばあります。
ウェルカムボードに至っては20枚弱描いてきました。
漫画とはまた違った作業で楽しみながらできますし、何より喜んでもらえることが嬉しいのでこれからも頼まれればどんどん描いていきたいです。

（2020年4月20日掲載）