
もともとインディアンジュエリーやシルバーアクセサリーのデザインしていた私が、スイーツデコを作りたいと思ったのは、たまたま、お客様からマカロンの詰め合わせをいただいたことから。フタを開けたとたんに目に飛び込んできた、マカロンのキレイな配色に感動して、「なんとか、これをアートにできないか」と、これまで使ったことのなかった粘土やシリコン素材と格闘しながら、マカロンをはじめ、ケーキやドーナツなど、お菓子の「美味しさ」や「かわいらしさ」をいかに表現できるか、試行錯誤を重ねて徹底的に追求していきました。
私のスイーツデコ・ブランド「ドルチェ・メンテ」は、音楽用語で「甘く、やさしい心」という意味ですが、スイーツデコの面白さは、なんといっても「本物そっくり」という、あそび心。スイーツの甘い気分に、買った人も、作っている自分も癒される。そんな幸せな気分を届けるのが私の仕事。お菓子の本場、神戸生まれ神戸育ちの私だからこそ、女の子の心をキュンとさせるデザインや配色のスイーツデコの制作を通して、「お菓子のデザイン」が持つ魅力をより多くの人に伝えていくことができたらと思っています。


なにかを生み出すためには、技術やアイデアはもちろん、なにより愛情が不可欠だと思います。興味あるものなら、自然と愛情をもって制作することはできますが、デザインやものづくりを仕事にしていると、自分がまったく関心を持たなかった分野から制作の依頼が来る場合も多いですよね。でも、創作のきっかけとなる出会いは、いつ、どんな形で訪れるか分かりません。だからみなさんも、ものを作るときは、一時の興味や好き嫌いだけで決めつけず、興味のないものや嫌いなものにも愛情を込めてしっかりと観察し、そこに何かを発見し、将来に役立ててほしいと思います。