
子供の頃から漫画も絵を描くのも大好きだったので、ずっと漫画イラストを描いていました。でも、本格的に漫画家を志したのは、自分の進路を考えた高三の時ですね。色々調べた結果、「漫画家をめざすならここしかない」と思い、OSCDに入学しました。OSCD在学中に描いた漫画で受賞し、卒業後すぐ上京しました。編集者の紹介で『週刊少年サンデー』に「MAJOR」を連載中の満田拓也先生のアシスタントに。それからずっとアシスタントを続けながら、編集者と二人三脚で自分の作品を描きつづけてきました。初めて作品が掲載され漫画家としてデビューできたのは、2006年。それから年に数回、単発で作品が掲載されるようになって。現在、『週刊少年サンデー超』で連載中の「アップセット15」というラグビー漫画で、初めての連載をゲットしました。
学校生活は、多くの友達にも恵まれ、とても楽しい2年間でしたね。今、本当に役に立っているなと感じるのは、漫画制作の基本である、デッサンや作画を徹底的に叩き込まれたこと。あと、「漫画はドラマだ」という先生の言葉は、プロになった今でも大切にしていますね。本当に魅力的なキャラクターは、勝手に動き出してくれるものです。だから、作家の都合でキャラクターを動かしてはいけない、キャラクターが何をめざしているのか、どんな状況で、どんな感情を抱いているのか、それをよく考えてから描きなさい、と教えてくれました。


漫画家は、才能があるから成功するわけではなく、絵が下手だから、というのでなるのをあきらめる必要もない。何事もそうかも知れませんが、大切なのは、やる気と根気です。懸命に描いていれば、自分では気づかなくても、自分らしさが原稿に表現されています。その良い部分を先生や友達に見つけてもらい、伸ばしていくことが大切だと思います。漫画を描いていると、つい引きこもりがちになるのですが、あえて外に出て、いろんなものに興味を持ち、経験することも大事。最後まで仲間を信じ、試合をあきらめない「アップセット15」の主人公のように、みなさんも、決してあきらめずに漫画を描き続けてください。
