

漫画学科では、漫画を描くための基礎となる「描く力」、「表現する力」をしっかりと磨いた上で、1年の夏ごろから作品を描き始めます。2年次には、本格的に漫画の制作実習と投稿指導を実施。プロの漫画家をめざし、在学デビューを狙います。ひとりひとりの漫画のタッチや展開に対して、先生は時にやさしく、時にはきびしく、漫画作家として独り立ちできるようしっかりと指導します。

漫画の基本は、自らの手でものを描き出す能力。漫画学科では、特に1年次の基礎教育として魅力的な画を描くために必要なデッサンやクロッキーなどの基礎カリキュラムを重視しています。

物をみる~かんじる(観察する)、かんがえる(分析・構想する)、あらわす(表現する)という創作者としての内なる基本を学びます。具体的には、大きなキャンパスに向かって、さまざまなモチーフ(人物、静物、風景など)を目で視て観察し、頭で考え分析・構想し、自分自身が捉えたイメージを手によって描き・表現します。それら繰り返しのなかで、自分の中の創作者としての内部循環を高める授業です。

漫画を描くにあたって大切なのは、対象の構造を踏まえて、動作や動く姿勢を瞬時に捉える能力です。クロッキーの授業では、さまざまな視点・方法で、人物を中心に毎回20~30枚のクロッキーを描きます。描く中ですばやく対象の本質に迫り、自由に作画できる描写力を養います。

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魅力あるキャラクターたちが作品の中でいきいきと動くことで、読者は感情移入し、漫画に夢中になるのです。シーンの中での表情や感情の描き分け、主人公以外のキャラクターの表現、ダイナミックなサイズやアングルの工夫など、これらの表現テクニックが作品に深みや説得力をもたらします。授業では、まず立ちポーズなど基本的な日常動作から、さまざまな表現や描き分けを学んでいきます。思った通りにキャラクターを描けるようになれば、作者であるあなた自身の表現したい世界もどんどん広がっていくはずです。 |
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頭に描いた想像の世界を漫画として表現していくには、まず「テーマ」をしっかりと把握することが大切です。その上で、テーマに基づいたさまざまな「設定」と、誰にでも分かりやすい「ストーリー構成」のノウハウを身につけなければなりません。授業では、あなた自身が考えた世界をもとに、「プロット」と呼ばれる粗筋を立て、しっかりとした内容をもったシナリオをつくる訓練をしていきます。 |
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ある程度シナリオが固まったら、原稿制作の前段階として「ネーム(絵コンテ)」を制作していきます。ネームでは、作品全体のページ構成やコマ割りを納得のいくまで何度も描き直しながら、より魅力的な漫画を作っていきます。また、ネームと同様に欠かせないのがシーンごとの「演出」です。同じシナリオでも、この演出次第でまったく異なる作品になります。まずは、短いストーリーをコマ割りするネームの訓練から、徐々に高度な漫画の演出方法を学んでいきます。 |
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漫画が視覚的表現で終始している限り、いかに「見せる」か?が最も重要な要素になってきます。原稿制作では、ネームをもとに一歩踏み込んだ「画面構成」を考え、さらに作家が手で描き出すひとつひとつの「線(ペンタッチ)」によって、作品の魅力が決定づけられていきます。本学科では、とにかく自らの手でペンを持って描く原稿制作に徹底的にこだわって指導しています。 |
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漫画作家としてデビューするためには、漫画の製作技術だけでなく、プロになるための実践的なノウハウも不可欠です。本学科の目標となっているのが、在学中の漫画家デビュー。そのための出版社への投稿指導には、講師陣も積極的に取り組んでいます。少人数でのゼミ形式で行われる実習では、個人の作品傾向(少年誌、少女誌、青年誌、ヤング誌)に合わせて、出版社ごとの傾向と対策を具体的に指導。出版社への投稿を前提とした漫画作品を制作し、これまでにも多数の漫画家デビューを実現しています。 |